「ブルターニュ・コマース・インターナショナル訪問」-グレーター・ナゴヤ…

報告:ブルターニュ・コマース・インターナショナル訪問

グレーター・ナゴヤ航空宇宙欧州ミッション2013 ~ フランス・クラスターとの意見交換・関係構築 ~

 

日 時: 2013年6月19日(水)

訪問先: ブルターニュ・コマース・インターナショナル(ブルターニュ圏(レンヌ市)

対応者:  ・ヴィンセント・シャマレ氏(ジェネラル・マネージャー)

・ヴィンセント・タルバス氏(プロジェクト・マネージャー)

意見交換の様子

・ナタリー・メナード氏(対内投資担当)、モド・メニアー氏

(インターン)

訪問者:  ・中部経済産業局国際課飯野国際係長

・グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ・センター

渡邉アシスタント・マネージャー

 

訪問趣旨

 

ブルターニュ・コマース・インターナショナル(BCIの企業誘致活動について現状把握と取り組み内容について意見交換を実施すると共に、今後の地域間交流の礎の構築に取り組んだ。

 

組織概要

 

~ブルターニュ・コマース・インターナショナル(BCI)について~

BCIは地方政府による運営にて企業誘致や投資促進、貿易促進、中小企業のマッチング等、対内投資促進及び企業の海外展開支援を実施。世界90カ国に約105人の代表を配置し、地域主権のもと議会の下部組織として公立、無償にてサービスを提供する経済振興機関。

年間の支援実績として、延べ1800件の地元企業訪問、600件のサービス提案、276件の提供、延べ800企業の参加、29の国際見本市ブース出展、企業誘致プロジェクトとして27件。年間5件の外資系企業の進出を目標としている。

 

・ブルターニュ地域圏とは:

4県からなる行政単位で、庁の所在地はレンヌ市。直接選挙で選出された地域圏議会議員が議長を互選する。地意圏議会議長は地域圏の行政権を代表する。

面積: 28,000 k㎡ / 人口:約300万人

主な産業クラスター:情報通信、自動車関連、食品、海洋工学

日本企業の進出データ:33拠点日系企業による雇用創出数:2,918名

主な進出済み日系企業: キャノン、三菱電機、ルネサス、サンデン、ヨックモック、ニッスイ㈱

・各種サービス:

① 地元企業の海外展開サポート

輸出支援、情報提供、法人設置、人材募集、市場開拓、国際展示会出展、海外事例紹介、国際商談会、新興国の産業開拓

② 対内投資促進

情報収集、地元企業との商談アレンジ、現地調査、立上前後のフォロー

スタッフ数: 40名

・ブルターニュ圏の海外での企業誘致活動について(強み):

①フランスと各国(日本)の双方の商習慣を把握したビジネスコーディネーターを設置すること。(日本代表事務所)

②ブルターニュ圏の幹部たちは、直接海外へ出向き、地元の魅力をアピールし、企業や投資を誘致し、雇用を創出するため毎年派遣団として海外へ出向く。

・現在のプロジェクト:「地元企業対象の海外展開情報のインプット」

現在「Open de International」という地元企業向け海外展開フォーラムを企画中。

海外展開に関心の高い企業向けに、一日のみのフォーラムを実施。

忙しい企業関係者が1日だけ集中的に、海外展開支援に特化したイベント。

各国から講演者を呼び、企業に有益なセミナー・商談会・ディスカッションで構成されている。

訪問予定企業数:330社、予定商談件数:732社

・日本との関係性:

姉妹都市提携:ブレスト・横須賀、レンヌ・仙台

覚書締結関係:横浜リサーチパーク、及び大阪商工会議所情報通信部

使節団:大阪からエレクトロニクス関係の企業から使節団受け入れ。

・GNI側より:メッセ・ナゴヤを紹介。

報告書

 

ブルターニュ・コマース・インターナショナル訪問