グレーター・ナゴヤ 次世代産業高度化セミナー
報告: グレーター・ナゴヤ 次世代産業高度化セミナー
~ 国際連携を促進!欧州のリーダーを目指すドイツの炭素繊維複合材分野の最新の取り組み ~
グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会では、 グレーター・ナゴヤ地域内の研究機関やモノづくり企業の振興と発展に向けて、欧州の先進的研究機関(複合材先端素材・技術等)をお招きし、最新の研究成果等を発表いただく「グレーター・ナゴヤ 次世代産業高度化セミナー」を開催した。
概 要
日 時: 2013年11月14日(木)14:00~17:00
場 所: 名古屋大学 シンポジオンホール
言 語: 同時通訳
主 催: グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会 (公益財団法人中部科学技術センター)
共 催: 名古屋大学ナショナルコンポジットセンター次世代複合材研究会
後 援: 一般社団法人中部経済連合会(予定)、名古屋商工会議所
一般社団法人中部航空宇宙産業技術センター
独立行政法人日本貿易振興機構名古屋貿易情報センター
三重県の航空宇宙産業を考える会
協 力: CFKバレー、フラウンホーファーIFAM
プログラム
14:00~14:10 開会あいさつ
グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会 委員 安井 義博
14:10~15:00 「CFRP製造のオートメーション」 ~ 航空宇宙、自動車、風力エネルギー ~
CFK Valley, Prof. Axel Herrmann
Airbus, Head of CFK-Valley Stade, CEO of CTC
15:00~15:50 「炭素繊維複合材の再利用と活用の可能性」
CFK Valley, Dr. Tim Rademacker
Managing Director, Stade Recycling Center
15:50~16:05 休 憩
16:05~16:55 「大型CFRP構造体の自動組み立て」
Mr. Gerhard Pauly, Business Development, Fraunhofer IFAM
17:00 閉 会
機関概要
◆ CFKバレー / ドイツ
自動車、航空機、鉄道、風車、機械、素材、化学、大学、研究機関等、他岐に亘る国境を越えた関係者が100者以上参加するコンポジット関連クラスター。研究施設やエンジニア育成のキャンパス等を有する欧州最大のコンポジットのR&D拠点の一つで、エアバス社A350の開発に協力・貢献。
また、参画メンバーのうち、中核機関として、ドイツの航空技術及び宇宙開発を担う「DLR(ドイツ航空宇宙センター)」が、高効率複合材成形技術の確立に取り組むほか、アプリケーションで重要となる複合材の接合技術等に関する応用研究を実施するフラウンホーファーIFAM等が参加するなど、様々な複合材関係の技術確立に取り組んでいる。
◆ フラウンホーファーIFAM(生産技術・応用マテリアル研究所) / ドイツ
フラウンホーファー研究機構の所属機関であるフラウンホーファーIFAMは、素材成形・表面改質・接合等の応用研究技術をコア分野として、自動車、航空機、鉄道等における産業分野のR&Dに貢献。具体的には、パウダーキャスティング・ナノファブリケーションのほか、離型剤レスに貢献するフィルム開発等を実施。