第5回 GNI勉強会 開催報告(09.6.18)
第5回目のGNI勉強会は、2009年度のGNI活動テーマのひとつになっている『農商工連携』をトピックにし、GN圏内にある農事組合法人「アグリパーク南陽」(名古屋市港区)を訪問し、トマトを大規模に栽培している施設を見学し、理事長のお話を詳しく聞かせていただきました。
これまでの方式とは違って、座学ではなく実際に施設を見学するという勉強会も、新鮮でよかったと思います。
『農商工連携』と言えども、これから取り組むテーマとして、具体像があまり見えない担当者が多い中、実物を見て、当事者のお話を聞くことで、どう農業をビジネスにしているのか、工業・技術がどう農業に絡んでいるのか、一例として把握することができました。
【勉強会概要】
・テーマ:農商工連携 大型栽培施設見学
・日時:2009年6月18日(木) 14:30 ~ 16:00
・場所:アグリパーク南陽(名古屋市港区西茶屋4-196)
・お話頂いた方:アグリパーク南陽 吉田 勇雄 代表理事
・参加者:17名
【アグリパーク南陽:概要】
近年の米価低迷や後継者不足等、稲作農家を取り巻く厳しい環境を打破するため、平成14年、18名の稲作農家の人達によって設立された、トマトの大規模栽培施設。
ハウス面積は2ha.と、愛知県内では最大規模である。低コスト耐候性ハウス栽培施設内では、温風暖房機、細霧冷房、自走式防除機、複合環境制御装置等の設備を導入している。ロックウールや溶液供給装置、制御装置のソフト等は、イスラエルやオランダ等、海外のものを使用。元々は、カゴメ社の新規事業として始めたため、カゴメ社が見学した欧州のトマト栽培施設を基に、本栽培施設の仕様が決定された。
現在従業員は役員・パートを含め24名。生食用品種『桃太郎』を主に約46,000株を栽培し、小売り店や農協向けに出荷している。
アグリパーク南陽 概要パンフレット
*各自治体の皆様へ*
今回のアグリパーク南陽の施設見学は、名古屋市からの提案で実施できました。
GNI勉強会では、今後も農商工連携に関するトピックをシリーズで実施していきたいと考えています。
勉強会で取り上げてみたい・取り上げて欲しいネタ・企業をお持ちの方は、GNICオフィス(高木)まで是非ご連絡ください。
農商工連携以外のネタももちろん大歓迎です。皆様からのご提案お待ちしております。